MT-07の最大の美点は乗りやすさ、それがより生きるようにと装着しました。取り付けは皆様が書いているとおりシンプルな作業ですが、ライダーシート下のバッテリーの周辺にはスペースがありませんので、タンク(カバー)下のエアインテーク脇に本体を収めました。
まずはヤマハ車(吸排気ストック)の標準設定、左6、右+2で走り始めました。低回転域で力が出ていて、元々小さく押さえられているドンツキも更に押さえられた印象でしたが、中回転域の回転上昇がやや重く「濃い」感じでした。右+1にすると低回転域はややおとなしめになりますが、スムーズで発進時のトルクはノーマル以上、中回転域が元気になりました。高回転域、全開時は違いが分かりません。ミドルクラスのツインは中回転域が最も美味しいところですので、左6、右+1でしばらく使ってみようと思います。
この製品は、キャブレターで言えばエアスクリュー、スロージェット、スロットルバルブのニードル位置に当たる領域を大雑把に調節するものらしく、一部を大幅に改善すると他でバランスを崩すところが出てしまいがちだと思います。私の印象だと、下がちょうどよければ中は濃い、中がちょうどだと下はやや薄い、でもノーマルよりは濃いめ、といった感じです。下を濃く中を薄く、あるいはその逆など細かな調整はできません。バイクメーカーのセッティングのよさと、エンジンの最も美味しいところを生かす方向で、控えめに設定を追い込んでいくとよいと思います。吸排気がストックで「控えめ」な調整に3万円近い出費は大きいです。エアクリーナーエレメントやマフラーをスポーツタイプに交換して手軽にセッティングを改善したい方や、排ガス規制のため無理に薄くセッティングされた外車にお乗りの方にはよい製品かもしれません。
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