4.6/5
| 品質・質感 | 5 |
|---|---|
| 性能・機能 | 4 |
| コストパフォーマンス | 4 |
| デザイン | 5 |
| フィット感 | 5 |
白状すれば一にも二にもこのインナーバイザーが欲しくて買った。
ショウエイのメットシールドの交換が容易であることはユーザーならよく知っているだろう。ついつい走り過ぎた出先で夕闇に怯えながらスモークシールドをクリアシールドに交換するのも簡単なものだった。
簡単ではあるが問題はある。持って行かねばならない。あの割と嵩張るシールドをである。
自分は日中の陽光から目や視界を守るためなのはもちろんだが、カッコいいバイクに跨る野郎の顔はブサメン、という悲劇を公道上で陳列するのも気が引けるというのもあって、基本常時スモークシールドだった。
だがこの色味がかった視界はバイクだからこそ見られる大自然の大展望から本来の色彩を奪うものでもある。
走行中、絶景に出くわしてもくすんだ視界を甘受するしかなかった自分にとって、スイッとレバーひとつでクリアな視界に切り替えられるインナーバイザーは文字通り"旅の彩り"を約束してくれる福音となった。トンネルの出入りの他でも意味もなく開閉したくなる。
それまで使用していたX-12のスパルタンさとは異なり、いささか余裕のあるフィット感とバックル式ストラップによる容易な着脱、大開口インテークによる高効率ベンチレーションと快適性において破格の進化をもたらしてくれたのは本当に喜びだった。
一方でX-12に比較して、とりわけ高速走行時の風切り音の大きさや首を左右に向けた時の空気抵抗の大きさ(おそらくはインテーク等の突起物や空力特性の違いによるものだろう)という点では一歩劣る。
せっかくクリアな景色を見られるようになったのだから、そうせかせか飛ばしていくものじゃないというメットからの戒めとも取れなくはないが、車線変更時などのシーンではちょっと怖さがある。
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