エンジンオイル選びは迷う。入手のし易さとコストパフォーマンスから、カストロールの化学合成油をずっと使ってきた。ただ、カストロールが純粋には100%化学合成とは言えないグループ3の高精製油を全合成オイルとして売り出し、しかもアメリカでモービル1との訴訟に勝ってから、カストロールの化学合成油への信頼は揺らいだ。
伝説のレーシングオイルR30を使ったこともあるオジさんはカストロールのブランドには心ときめくが、よく考えると現在日本で売られている国産カストロールはすべてがOEM商品であり、カストロールの本社であるBPでも作っていない。日本国内の製油会社に生産は委託されている。だったらもうカストロールにこだわることもあるまいと純粋な国産ブランドに変えることにした。ベリティは製油会社ではなく、ブレンダー(製油会社からオイルを買って、ユーザーの求める性能のオイルを作って売る会社)であるが、その高品質には定評がある。成分もちゃんと表示してある。
前置きが長くなったが、使ったマシンはSV650SとXR230である。XRの方は製油メーカーのバイク用鉱物油(ホンダ純正鉱物油よりは上)からの交換である。これはもうはっきりと差が出てしまった。ホンダの230系エンジンはシフトフィーリングが悪いので有名だが、シフトがスコスコ決まる。化学合成油は添加剤の多い鉱物油系にシフトフィーリングだけは負けると信じていた古いオヤジにとってはカルチャーショックだった。値段差がものすごくあるのだから、これくらいの差があっても当然かもしれないが。
カストロール化学合成油を使っていたSV650の方は「これは違う」とはっきり言うほどの差は残念ながら出なかった。いくらOEMでもカストロールのブランドに恥じないレベルのものにはしてあるようだ。ただ直後の差はあまり無くても長く乗ると差は出るかもしれない。そのあたりは長期使っている人の意見を参考にしていただきたい。
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