3.0/5
良くも悪くも、プログリップシリーズの中で最もその特徴が端的に表れているモデルがこの#601です。
形状は人間工学的と言いましょうか。グリップが手前に広く、スロットル、クラッチ操作をあまり行わない巡航時には両手の収まりがよく、楽なポジションをキープすることができます。
逆にそれらが忙しいシチュエーションではこの形状が仇となってしまいます。グリップが手前に突き出ている分、クラッチを握り込んだ際、手の平にピンポイントで負担がかかり、特にクラッチの重い車種では輪をかけて疲れてしまいます。
細かなアクセルワークについても同様で、グローブに吸いつくような素材感と相まって、違和感を拭うには慣れが必要になります。
耐震ゲルと銘打っていますが、振動そのものを抑えるのならばバーエンドをヘビーウェイト化する方がずっと効果的で、この素材の良さは、どちらかと言うとホールド力に特化した所ではないかと思います。スタイリッシュで軽快な見た目とは裏腹に、長距離巡航で長所を発揮するタイプのグリップだと感じました。
2種類の素材を使い分けた複雑なパターンは格好よく、ドレスアップ的な効果も高いのですが、あまりラフに扱うと割とすぐに剥がれてきてしまいます。柔らかい素材はその半面擦り減り易く、油や埃などの汚れが付着し易く落としにくいという難点も。
少々辛口のインプレになりましたが、良い点に関しては他の方のレビューに概ね賛同しています。実際、カスタムグリップとしては既に定番の地位を築いていますしね。
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